


はじめまして、株式会社あいるコンサルティングファーム代表取締役の首藤浩と申します。
九州を中心に業種規模を問わず数多くの企業の経営コンサルティングをしています。
大分県の商社にて営業から営業事業部を担当し、顧客開発、社員教育、経営強化、事業開発、M&A、業務システム開発、経営企画など様々な分野で会社に貢献しました。
また、在職中からコンサルタントとして社外クライアントへの経営指導を行い、現在は独立して全国の企業の経営のお手伝いをしています。
その中で社外取締役として、企業のマザーズ上場、2年後に1部上場に貢献した事もあり、将来上場を考えているベンチャー企業の経営者から相談を受けることも多くなりました。
多くの後継者・若手経営者が陥る罠

個々の問題を解決するには個別の状況を把握する必要があるのですが、課題を持った全ての経営者に共通の状況があります。
それは
「目に見えている問題を目に見えるところで解決しよう」
と考えているところです。
たとえば
「売上を増やしたい」
と思ったら「売上」のみにフォーカスして課題解決の方法を考えようとするのです。
そして営業コンサルに高いお金を払って営業力強化で売上アップを目指すのです。


これは一見正しいアプローチに見えます。もちろんこれで売上アップが図れることもあるかもしれません。
しかし経験上それは一過性で終わることの方が多いのです。
だいたい売上が伸びない原因は「営業」にあるのではなく、
社員のモチベーションの問題であったり
問い合わせから受注までのプロセスの問題であったり
販売後のサポートの問題であったり
営業以外のところにあることの方が多いのです。
モグラ叩きでは本当の問題は解決しない
わたしは先ほど説明した
「目に見えている問題を目に見えるところで解決しよう」
というアプローチを、いつもモグラ叩きだと言っています。モグラが穴から出てきたら叩くのですが、叩いても叩いてもモグラは別の穴から出てきます。そんなイメージです。
いつまで経っても問題は解決しないのです。

では真の課題解決法は?

日本の企業のうち99.7が中小企業と言われていますが、その多くがオーナー社長が経営する企業です。
上場企業や上場していなくても株を持っていない雇われ社長であれば、社長の一存で大きな決断を行うことはできませんが、オーナー社長の場合はある意味社長が全ての決定権を握っています。
つまり、社長が会社の全ての課題を解決する鍵を持っているということです。
そんなことを言うと、
「うちは社員の能力が低いから…」
「うちには競争力のある商品やサービスが無いし…」
とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。


しかし、野球やサッカーでも、選手はそのままなのに監督が代わっただけで別なチームのように強くなったという例はたくさんあります。
さすがにオーナー企業で別な経営者を招聘するというのは現実的ではありませんので、一番手っ取り早く会社の課題を変える方法は社長が自ら課題解決に乗り出すことなのです。
経営者の仕事は方向性を示すこと

それでは社長が現場に出て陣頭指揮を行えば良いのでしょうか?
それは違います。それでは「モグラ叩き」のコストが上がるだけです。
社長がやるべき事は「方向性を示すこと」です。方向性を示して、それを社員と共有できたら、あとは現場に任せるのです。
会社のミッションとかビジョンとかバリューとか壁に貼ってあるけど「方向性」ってそれのこと?
近いけど違います。
重要なのは社長個人の方向性、人生のプランなのです。それが会社の方向性と一致していなければ会社の課題は解決しないのです。

真の課題を見える化し課題解決を加速させる人生設計書

わたしのところに個別に相談に来た経営者に必ず作ってもらうのがこの人生プラン「人生設計書」です。
ほとんどの経営者は
「経営の相談をしにきたのになぜ人生プランを作るの?」
という反応をしますが、作成した後は
「これがなければ会社の課題は解決しなかった」
とおっしゃいます。
会社の方向性と社長個人の方向性が一致していれば課題解決も決断も早いのです。


大リーグにて驚異の活躍をし続ける大谷翔平選手が岩手県の花巻東高校の1年生だった頃に書いていた「マンダラチャート」が目標達成のためのツールとして注目を浴びましたが、この人生設計書も形は違えど、ベースとなっている考え方は同じです。
マンダラチャートと同様に、それまで漠然としていた目標が、その達成のために今何をやるべきなのか、一目でわかるようになるシートなのです。
人生設計書をつくる塾、それが「しるべ塾」

さて、前置きが長くなりましたが、何人かの経営者の方から依頼を受けまして、その「人生設計書」を作成する実践的な塾を開催することにしました。
名前は
です。「しるべ」とは感じで書くと「標」で「道しるべ」のことです。つまりこれからどっちに行くかを表す標識ですね。
社長個人がこれからどこに向かっていくのかを見える化するということで「しるべ塾」と名付けました。
どんな塾?

- 企業の成長を加速させたいと思っている若手経営者・後継者、役員
- これから起業して、個人商店ではなく会社として成長していきたいと考えている個人

初回となる第1回は「概要編」ということで、ほとんどの参加者が初めて作成することになるであろう、「人生設計書」とはなんぞやという話から、作成方法の全体像、会社経営やプライベートへの活用方法について解説します。
さらに実際に手を動かしてもらい、人生設計書の作成に取りかかっていただきます。初めての作成になる方は、各項目を見て不明点をこの回で解消しておくと、完成までのスピードが速くなるでしょう。

人生設計書には「経済的成長」「内的成長」「社会的成長」の3つの要素があるのですが、その1つ目の「経済的成長」について解説します。
マネジメントの大家、ピーター・ドラッカー氏も、「you can’t manage what you can’t measure(計測できないものは管理できない、計測できないものに責任を負うべきではない)」と述べていますが、会社経営でもプライベートでも計測できるものは売上、利益、収入、利回りなど経済的な指標でしょう。
人生設計書の中にどのようにして効果的な経済的指標を埋め込んでいくのか、そして測定するだけではなく、どのようにしてその数値を改善に活かしていくのかを解説します。

個人も企業も経済的な成長だけを追い求めていては、人間関係の悪化したり健康が悪化したりということが起こり、いつか破綻してしまいます。
経済的に豊かになりつつ、人生も豊かになるために必須の要素が「内的成長」です。
この「内的成長」という要素を「健康」「精神」「考え方」「スキル」「趣味」という項目に分解し人生設計書に反映させていきます。

個人も会社も、地域や取引先、業界団体など何らかのコミュニティとの繋がりの中で活動しています。コミュニティに対して貢献しなければ、個人も会社も得たい結果を得るのが難しくなるでしょう。
コミュニティ、つまり「社会」との繋がりを成長させていくということも人生設計書の重要な要素の一つです。
この「社会的成長」という要素を「仕事上のポジション」「家族」「友人」「学校」「ボランティア」という項目に分解し人生設計書に反映させていきます。

このあたりまで来ると人生計画書はほぼ完成していると思いますが、完成するにつれて見える化してくるのが「現状」と「目標」のギャップです。第5回は「課題抽出編」ということで、このギャップを確認した上で、それを「経済的成長」「内的成長」「社会的成長」の各要素ごとにそのギャップをどのように埋めていくかということを検討します。
ギャップが大きければ大きいほど途中のマイルストーンが重要になってきます。人生設計書を俯瞰して、1年、3年、5年のマイルストーンを置いていきます。
また、このギャップを実際に埋めていくときにぶち当たるトラウマ的課題をどのように解決していくかと言うことについて解説します。

最終回の第6回目は参加者内で人生計画書の発表を行います。レビューを行い、他の参加者からの意見を取り入れることによって人生設計書のブラッシュアップを図ります。
人生計画書は作成することそのものが目的ではありません。作成した人生設計書をどのようにプライベートや経営に活用していくかについてアイデアやヒントをお伝えします。

しるべ塾は全国からの参加が予想されるため、基本的にはZoomで開催いたします。
ただ、東京や大阪などの参加者がある程度いらっしゃった場合、何回かは東京、大阪でのリアルとZoomを組み合わせたハイブリッドでの実施も検討します。
- 全6回で実施する内容の解説
- 人生設計書の意義と作成方法について解説
- 人生設計書における「経済的成長」の解説
- 人生設計書における「内的成長」の解説
- 人生設計書における「社会的成長」の解説
- 現状と目標とのギャップを埋める方策
- トラウマ的課題を解決する能力を高める方法
- 参加者内での発表~人生設計書のブラッシュアップ
- 作成した人生設計書の活用法について解説
参加者の声
課題が整理され、ストレスが減りました

斎藤塗料株式会社
取締役営業部長、技術部長
菅彰浩 様
まだまだ修行中ですが、人生を設計したことで、逆算して日々過ごせるようになってきています。考え苦労して設計したはずなのに、一度設計したらもっと高い目標を意識するようにもなり、設計するだけでも一つハードルを越えて心が成長したのではないかと、振り返ってみると感じます。
あと、人生設計をした後、日々の問題点やトラブルについても、30年、40年先のなるべき姿が明確なので、あくまで通過点という意識が芽生え、ストレスを感じにくくもなります。日々の問題やトラブルは頻度も多いと思うので、これがストレスに感じにくくなる事も大きなメリットだとは感じました。
人生設計をすることでワクワクするような事業計画が

しずくいろ 代表
平松久実 様
しるべ塾を受けるまで、人生についてこんなに真剣に考えることはありませんでした。
人生設計をすることで、自ずと事業計画が定まっていき、実現可能かつワクワクするものに近付いたと思います。
ビジネスは初心者でついていけるかなと心配していましたが、わかりやすい内容でフォローも充実していて安心して受講することができました。
仕事に追われる日々だった自分が、今何をすべきか明確に

常磐精工株式会社 代表取締役
喜井翔太郎 様
はじめて参加しましたが、一言で言うと非常に良い経験になりました。
普段はどうしても仕事に追われ、目の前の事をこなすのに必死になってしまいがちだったのですが、しるべ塾で人生を俯瞰して見て、なりたい未来から逆算して今自分が何をするべきなのかを見直すことができました。
人生のフェーズによって目指す未来も変わってくると思うので、定期的に参加して人生設計書をブラッシュアップしたいと思います!
塾長より

私は、関係する全ての人の幸福を向上させたい」とのミッションを掲げ、日々コンサルティング業務を行っています。
今回、「しるべ塾」を開塾するにあたり、「特に若手経営者の皆さんが、気軽に、そして真剣に経営を相談できる」場を提供したいとの想いから、経営塾という形を通じて、経営だけでは無く人生を豊かにするお手伝いをしたいと考えています。
京セラやKDDIを創業し、JALの再建を実行された稲盛和夫さんは、「経営はほんの少しの法則を守るだけで成功する」と言いそのお手本として「経営12箇条」を掲げています。
私も「経営を成功させる法則」というものの存在を信じ、その実行を実現化することを使命と感じています。
皆さんの悩みと対峙しながら、より良い経営とより良い人生をご支援すべく、塾を運営していきますので、ぜひご参加ください。
塾の概要
塾名 | しるべ塾【第4期】 |
開催日時 | ①10月1日(水) 18:30~19:30 ②10月20日(月) 18:30~19:30 ③11月6日(木) 18:30~19:30 ④11月17日(月) 18:30~19:30 ⑤12月8日(月) 18:30~19:30 ⑥12月22日(月) 18:30~19:30 |
対象者 | 若手経営者、役員、経営幹部 |
参加方法 | オンライン ※ 参加者が多い地域でリアル&オンラインのハイブリッド開催の可能性もあり |
料金 | 無料 |
講師 | 首藤浩(株式会社あいるコンサルティングファーム 代表取締役) |

株式会社あいるコンサルティングファーム 代表取締役
九州を中心に業種規模を問わず数多くの企業の経営コンサルティングをしている。
大分ヰゲタ商事株式会社入社以来、営業から営業事業部を担当し、顧客開発、社員教育、経営強化、事業開発を行い、1991年に別業態事業を立ち上げる。
株式会社大島屋に転身後は、総務部、システム管理本部、社長室などを担当し、子会社の経理システムからワークフロー改善、業務システム開発、作業指示システム開発、経営企画などバックヤードの業務の責任者として、また、採用活動ではリクルートから全社員教育プログラムの開発運営を実行し人材確保とその育成に貢献した。営業的にも顧客の社長への営業政策プレゼンなどの作成発表を担当した。役員になる頃から、同業他社のM&Aを担当し、4社のM&Aを実施した。
株式会社大島屋に在職中からコンサルタントとして社外クライアントへの経営指導を行う。
社外取締役として、企業のマザーズ上場、2年後に1部上場に貢献した。
よくある質問
好きな回だけ参加することは可能でしょうか?
本来は相当時間のかかる人生設計書作成のプロセスの中でも最も重要な部分を6回にちりばめてお伝えしていますし、特に「経済的成長」「内的成長」「社会的成長」の3つの要素は、どれか一つ欠けると人生設計のバランスが崩れて、そもそも作成する意味すら無くなってしまいますので、6回全て参加していただく形になります。ただ、都合がどうしても悪くて参加できない場合もあるかと思いますので、録画した動画を1週間限定で共有します。
無料ですが何か別な商品やサービスを営業を受けるのでしょうか?
しるべ塾の次のステップである「しるべ塾アドバンス」について、ご案内をさせていただきます。ただし参考にして頂く程度のご案内であり、強く営業するようなことはいたしません。
またそれ以外の商品、サービスの営業を行うこともありませんのでご安心下さい。