外部リソースの賢い活用法

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コンサルに頼ったら、無能だと思われるのが怖い…

梅木 今回は外部リソースの賢い活用法ということで、いわゆるコンサルに頼ったら無能と思われるのではないかというような気持ちがあるというのをよく耳にいたします。そこで、やはりプライドを捨てて本質を徹底的に真似ることが大切だということをですね、一緒に考えていきたいと思います。

まず、経営者がコンサルに頼るということについて、それをためらうリアルな心持ちといいますか、心理というところについて塾長からお願いいたします。

首藤 よくセミナーで「質問ないですか?」といって、手を挙げる方とですね、挙げない方がいらっしゃると思います。実は私もあんまりセミナーで手を挙げるのはためらう方なんですけども、要は何か聞くっていうのが恥ずかしいとかですね、そんなこともわからないのかっていうふうに言われてしまうんじゃないかとか、ある意味経営っていうのは数値が出てきますから、例えば赤字だったらですね、何がうまくいってないんじゃないか、そこを追及されるのが嫌だなとか。そういうところがまず精神的な抑圧としてあるんだろうというふうに思ってます。

梅木 そうですよね。よくわかりますよね。ただ、その一方で、じゃあ自分で自分一人で自分だけで頑張るということは、ある意味では本当は出せるはずだった成果が出ていないということもあるのではないかと思います。この点についてはいかがでしょうか。

首藤 そうですよね。経営者一人でですね、経営としての必要な能力を全てカバーするっていうのは、ほぼほぼというか、まず不可能ですね。特にですね、どこか強いところって必ずあるわけですから、ある意味強いところがあるっていうことは、弱いところがあるっていうことです。

例えば私なんかはこう分析だとかですね、文書を作るだとか、論理的に考えるだとか、そういうことは得意ですけども、感性的に、例えば営業で何か実績を作るだとか、クロージングをするだとか、そういうようなところっていうのはちょっと苦手かなというようなところがあると思っています。それと同じように、経営者の方でも営業向きな方っていうのは、逆に分析的なことっていうのはちょっと苦手かもしれませんし、逆に分析的なことが得意であれば売るという、本来何か稼いでこなきゃいけないっていうようなところが不得意かもしれない。そういうところをですね、自分だけで頑張ろうとするっていうのは非常にリスキーであり、または効率的にも良くないし、効果的にも生まれないというふうに考えます。

梅木 では、自分にできないところは惜しげもなく取り入れていくというところがポイントかと思います。取り入れる取り入れ方ということで、その点について、今、塾長の方から、こういうやり方がまず最初はいいんではないかということについて教えていただければと思います。

首藤 格好良く言うと「守破離」とかいうように守って、それからそれを破って、それから離れていくというような練習の仕方みたいなものの獲得の仕方だとかということがあると思いますけども、一番手っ取り早くいうのっていうのは、真似ることで徹底的にパクるっていうと、TTPとか言いますけれども、誰かがやっているものを全く同じようにまずやってみる。それは例えば現地に行って拝見させてもらう、またはベンチマークさせてもらうみたいなところから、また本だとか、そういうもので勉強して、それをそのまんまやってみるというようなところをやって、それから自分のところに合うように改善していくというようなやり方が多分合っているのかなというふうに考えています。

梅木 やっぱり真似をして、とにかく取り入れて、自分以外の資源というものを総動員して結果を出すということにやはりそこにプライドを持つというところがポイントかなというふうに思います。最後に、ここまでのプライドを捨てるとかですね、無能だと思われるのが怖いと思っているような方に対して、塾長から最後にメッセージをお願いいたします。

首藤 中小企業ですと世代的に経営していると思いますから、社長されるというのが10年から20年間ぐらいやってらっしゃる方が圧倒的に多いのだろうなと思ってます。その10年、20年、長いなっていうふうなところかもしれませんけども、例えば今の自己資本が、例えば数千万、5,000万だとか1億だとか、そういう金額があって、じゃあ自分の人生の中で10年、20年かけて、その自己資本を何億円、何10億円、何100億円にするのかっていうのが、多分一番大きな山なんだろうなと思うんですね。そこを考えれば、当然今ある資源、自分のところの資源であったり、もしくは外部資源だとか、そういうものをうまく使って、その5年、10年、20年の中でいかに内部留保、経常利益を最大化させていくかということに目を向けていただければ、決して最初の相談だとか真似るだとか自分のものにするだとか、そういうところにつまらないプライドを持たずにですね、その会社を卒業するときにですね、この10年、20年でこのぐらい成績を出したなというところにコミットしていただければいいかなというふうに思います。ぜひ頑張ってください。

梅木 頼るということは全く無能ではなくて、もっと大きな、むしろ素晴らしいことなんだと、より大きな成果を出す素晴らしいことなんだということが大変よくわかりました。

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